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罪 -5- 一匹の羊

 父が多額の借金を残してこの世を去ったのはまだ妹が生まれたばかりの頃だったように思う。自分も幼かったのでよくは覚えていないが、そのショックで母は母乳が出なくなって妹にやるミルクにも困ったという話を後に聞いた。
 新生児を含め3人の子供を女手ひとつで育てるだけでも大変なのに借金まで抱えて、母はいったいどうやって生きてきたのだろう。
 病死だった父の保険金で借金の大半は返せたけれど、当然母が働かなければ暮らしては行けなかった。
 父の両親はすでに亡くなっていたものの、母方の祖父母は健在だったので子供の頃は殆ど祖父母に面倒を見てもらっていた。ただ、祖父母も決して裕福ではなかったので祖父も働いて娘と孫たちの生活費や娘婿のこしらえた借金返済の足しにしていたらしい。

 あたしには、どうしても自分を許せない罪がある。

 

 あたしもまだ幼かった頃、よちよち歩きをし始めたばかりの弟の子守りで家の近くを散歩していた時だ。ちょうど祖母が妹をおんぶして市場へ買い物に出ていた時で、何を思ったか、おばあちゃんを迎えに行こう、と言っていたような覚えがある。
 あたしは弟と手を繋いでいたけれど、突然後ろから突き飛ばされうつ伏せに転んで弟の手を離してしまった。
 泣きそうになって顔を上げたあたしが見たものは──

 知らない女が弟を抱きかかえて走り去る後ろ姿だった。
 
 そして、警察が来て幼かったあたしも色んな事を聞かれたけれど、弟は二度と帰って来なかった。
 あたしが手を離さなければ、弟は連れて行かれなかったのだ。
 大人たちは誰ひとりあたしを責めなかったけれど──むしろあたしたちを置いて買い物に出た祖母がずっと自責の念に駆られていた──あたしにとっては、むざむざ弟を連れ去られたのはあたしの責任でしかなかった。家で弟と遊んでやっていればよかったのに、外へ出てしまったのはあたしのせいなのだから。


 弟の『遺体』は今も尚発見されていない。きっとどこかで生きている、母は死ぬまでそう信じていた。

 弟を失った罪滅ぼしのつもりだったのか。
 あたしは、妹のためになんでもしてやった。
 父の残した借金はなんとか返済したとはいえ突然生活が楽になるわけもなく、新聞配達をして家計を助けたり、妹の面倒を見てやったり、あたしは忙しかった。妹が誰かに苛められていたら真っ先にかけつけて、相手が上級生の身体の大きい男の子だろうと立ち向かっていった。たまにおやつが手に入ったら、自分の分を妹にあげたりもした。
 今どうしているかもわからない弟の分まで、あたしは妹を守らなきゃ。

 そんな時、テル先生の教室へ連れて行ってくれたのはアパートの隣人の瑛だった。

 友達と遊ぶ間もあまりなかったけれど、年の近い瑛とあたしは仲良しだった。瑛は男の子だったけど優しい子で、自分の妹とあたしの妹、一緒にままごと遊びをしてくれたりもしていた。
 彼には両親がもういなくて、少し年の離れたお兄さんが夜学に通いながら働いて弟と妹を養っていた。暮らしはうちとどっこいどっこいだったと思うけれど、瑛のお兄さんは働いている間弟妹をテル先生の教室に預けていたので、自然あたしと妹もそこへ遊びに行くようになっていた。
 本当はテル先生の教室に入るにはちゃんとお月謝が必要だったのに先生の厚意であたしと妹や瑛兄妹のお月謝は要求していなかったということを知ったのはずっと後になってからだ。

 ただ、教室で自分より年下の男の子を見ると、弟を失った罪があたしの心臓をちくちく刺した。それだけはずっと誰にも──瑛にもテル先生にも──告白することは出来ずにいたのだけれど。

 やがて瑛のお兄さんが住み込みで働きに行くことになって、だから瑛兄妹が遠い親戚の家に預けられることになって──彼らは引っ越して行ってしまった。それはあたしの子ども時代の終わりの合図だったのかもしれない。

 もう少し母が長生きしてくれたらよかったのに。これから楽をさせてあげるつもりだったのに。祖父母もまるで自分たちの娘を追うように相次いで亡くなってしまった。
 気が付いたら、あたしにはもう──妹しか居なくなっていたのだ。

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「久しぶりだ、よく来てくれたな。柚梨子、みずき。二人ともすっかり女の子らしくなって──私が年を取るわけだ」
 伯方はにっこり微笑んで姉妹を迎えた。
「先生、全然変わってないですよー!会いたかったですー!」
 妹のみずきが可愛らしい嬌声を上げて伯方の両手を握り振り回している。その様子を姉の柚梨子が嬉しそうに、静かにみつめていた。

 先生は本当はあたしたちと再会して嬉しくはないのかしら── 

 

 柚梨子は訳も無くそう感じたが、口にするのはやめる。せっかく呼んでくれたのに水を差すのは悪い。
 ただ、伯方の表情──顔色がすぐれない気がした。本当は自分たちを呼ぶことが本意ではなかったかのように。
 そしてその柚梨子の直感は間違いではなかった。


 青乃は嵯院邸に戻ってからも突発的に情緒不安定に陥り、目を離すことが出来ない状態が続いていた。突然癇癪を起こしてメイドや警備員に当たり散らすことも日常茶飯事である。以前の──結婚前はおろか、あの別邸に移るまでの青乃からも想像すら出来ない有様だと伯方は思う。


 やがて、青乃は実家から連れてきていた警備員を一人、また一人と解雇しはじめた。
 伯方と龍巳だけはその憂き目には遭わなかったものの──
 立ち方が気に入らない、表情が気に入らない、言葉遣いが気に入らない、はては顔の造作が気に入らない──そんな些細な理由で解雇を言い渡した。
 嵯院家には嵯院家の、紫を頂点とした警備の人間が十分にいる。だから、青乃の実家から連れてきた人員程度が減ったとしても警備が手薄になるということはない。しかしそれは伯方にとってはあまり良いことではなかった。


「青乃様、このままでは周りが嵯院家の者ばかりになってしまいますよ」
 そう進言すると、青乃は伯方の方を見もせず、何かを思いついたように笑った。
「あら、それは困るわね。では新しい者を雇いなさいな。──そうだわ、おまえ、街でなにやら道場だか教室を開いていたんでしょう?その生徒で遊んでる者でも連れてくればいいじゃないの」
 それが余程良い思いつきだったかのように青乃は愉しげに笑い続ける。
「おまえの可愛い生徒にも、おまえと同じ汚い仕事をさせるといいわ。どう、良い考えでしょう」
 絶句する伯方の表情を見て満足したのか、青乃は大きく頷いてとどめをさした。
「わたくしの愛人は簡単に殺すけど、自分の大事な生徒は汚せないとでも言うの?おまえが心からわたくしに仕えるというならおまえの大事なものを何もかもわたくしに捧げなさい。そうでなければ──」

 伯方はその時の青乃の残酷な笑顔を思い出して背筋が寒くなるのを感ずにはいられなかった。

──街に散らばっているおまえの生徒を全員探し出してみんな殺すわよ。

 すまない。
 身寄りの無くなってしまったおまえたちを、私は他の子たちを守る為の生贄として選んだのだ。
 迷った一匹の羊を探すために他の九十九匹の羊を危険に晒すことが出来るだろうか?
 私はキリストではない。
 九十九匹の無事を確保するために、一匹を諦めることを選ぶ。

「先生」
 柚梨子の声が伯方の回想を遮断する。
「呼んで下さってありがとうございます。あたしたち、先生に恥をかかせないように頑張って勤めます」
「柚梨子──」
 その真っ直ぐで美しい瞳を直視できずに伯方は視線を落とし、ただ頷いた。

 せめて、この娘たちの手を血で汚すようなことのないように。
 汚い仕事を引き受けるのは、私一人でたくさんなのだから。

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 別邸での一件以降、青乃側の使用人──主に警備担当の者たちが嵯院側から警戒を強められているということは明らかだった。以前から定期的に行われていた、双方の会議という名目の探り合いの場はその周期を短縮されてもいる。

 しかし、ここ1週間ほどは嵯院側のトップである紫は顔を出さず代理の者が出席していた。そして久しぶりに姿を見せた紫は右手に包帯を巻いている。
「どうかなさったんですか」
 この男が包帯を巻くほどの怪我をするというのが意外で、つい口をついて出る。紫は表情を変えず、質問にも答えなかった。
 同席した龍巳にはとにかく感情に任せて口や手を出さぬようきつく戒めてはいるものの敵意のこもった目で紫を睨み続けているが、それも全く意に介する様子は無い。
「新規にこの屋敷へ入れる者のリストが遅れているようですね。早急に提出して下さい。あまり気ままに人員の入替をされるのは決して感心したことではありません。それから──」
 紫は左手に持ったペンでトントンとノートの表面を叩いた。
 確かこの男は右利きだった筈だが、メモを取るのも特に不自由そうでもなく左手でこなしている。たとえ怪我をしていても、何をさせても完璧にこなすのだろう。感情を表に出すところも──以前青乃の件で恫喝された時ですら──見たことがないし、これでは本当に生きた人間なのかと疑いたくすらなってくる。
 などと考えているうち、紫の言葉を聞き逃しそうになった。

「新しく雇い入れた警備担当者に関してはあなたが訓練して暗殺者として育てているという情報を入手したのですが」

「──何ですって?」
「奥様の警護だから担当に女性の人員を増やした──という理由はごもっともですが、従来の担当を解雇してわざわざあなたの教室から元生徒を引っ張ってきたのは特別な理由でもあるのでは?」
「彼女たちは私が身の上や人となりを良く知っているから信用できるという理由で選びました。体術の素質があったのも確かで、だからこそメイドではなく警備担当に回したのです。わざわざ暗殺術など修めさせる必要がどこにありますか」
「そうだ!そんな言いがかりを──」
 立ち上がって声を荒げた龍巳を制して座らせる。

 

──おまえと同じ汚い仕事をさせるといいわ。

 

 青乃の言葉を思い出し、苦々しく顔を歪める。青乃の意図したものはまさしくそれなのだ。
 おそらくそれは椎英に手を下した伯方に対する復讐なのだろう。簡単には解雇せず苦悩を与えることで罰としているのだ。それは龍巳に対しても同様で、荒れた自分の姿を間近に見せ付けることが龍巳に対する罰なのだ──

 

 それでも。
 伯方は、自分の手元に置いておけばあの姉妹に手を汚させずに済ませる道は必ずあると考えていた。
 だから嵯院側にそういう形で情報が流れてしまったことは非常にまずい。いや、おそらくは龍巳の言う通り、でっち上げの言いがかりなのだろう。何故なら、伯方は事実柚梨子とみずきに暗殺術など指導してはいない。

 ただ、嵯院側にそう勘繰らせる、もしくは言いがかりをつけさせるような餌を与えたのは自分の手落ちだ。


 紫は無表情のまま探るように伯方の表情を睨んでいた。そしてふと手元の資料に目を落とす。
「疑わしい芽は早々に摘むのが我々のルールです。まずはその、あなたの元生徒2人をこちらの管理下へ移させていただきましょう」
 がたん、と音を立てて伯方が立ち上がる。
「それはいくらなんでも横暴だ」
「よほど大切な子たちというわけですね。ならば尚更こちらで預かる値打ちがある」

──やられた。
──これでは嵯院側に人質を取られたようなものだ。

「勘違いなさらぬよう。本来はあなた本人を含め、使用人をどう取り扱うかの権限はそちらには一切無い。人事権はこちらにあるのです。逆らうだけ無駄ですよ。今日中に彼ら──彼女らですか、それをここへ連れて来て頂きます。遅れればこちらの配下を迎えにやります。逃がすとか隠すとか、無駄なことはなさらぬよう」
 紫は一気に言い放つと、さっさと連れて来いとでも言わんばかりに手を差し伸べて退出を促した。
 圧倒的な敗北感に押し潰されそうになる。
 今にも歯軋りが聞こえてきそうな龍巳を先に退出させ、一旦振り返りそれでも姿勢を正し、礼をした。
「グレイブ──」
 紫の声にぎくりと息を呑む。
「傭兵時代、そう呼ばれていたそうですね」
「?昔のことです」
 紫は左手で煙草を一本取り出し、咥えると火を点けた。
「そんなあなたが、何故そんなに腑抜けてしまったんですか。帰国して平和惚けでもしましたか」
「……」
「今のあなたからは殺気の欠片も感じられない。それどころか隙だらけだ。こちら側との交渉にしても、あなたは結局私の言いなりになるしかない」
「年を取ったんでしょう」
 自嘲するように顔を笑った形に歪めると伯方はドアを開けた。
「私のような人間が、平和な幸せを得ようとしたのがそもそも間違いでした。その報いが現在の弱点だらけの私ということですよ。あなたのように──」
 もう一度振り返ると、紫の顔を真っ直ぐに凝視める。


「迷いの無い人が羨ましい」
 

 紫が微かに表情を変えたように見えた。
 いや、きっとそれは目の錯覚なのだろう。
 あの男はそんな言葉で感情を動かすことはないのだろうから。

 ドアを閉める音が響き、伯方の背中を見送ると紫は苛々とした動作で煙草を消し、包帯を巻いた右手を掻き毟るように強く握った。痛みは感じるが、そんなものは何でもなかった。
「迷いの無い、か……」
 小さく零した紫の呟きは、もう部屋を出て行った伯方の耳に届くことはなかった。

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 柚梨子とみずきは紫のあとを遅れないよう殆ど小走りのようになりながら着いていった。
「おねえちゃん、あたしたち何処へ連れていかれるのかしら?」
 みずきのひそひそ声をしっ、と嗜める。
 伯方の表情はただ事ではなかった。ただ、今後は伯方の配下を離れるとだけ告げられただがとてつもない不安が襲ってくる。

──ううん、あたしはみずきを守らなきゃならないんだから。しっかりしなきゃ。

 

 先導していた紫が立ち止まり、ドアを開けた。
「やあ、良く来たね。まだ可愛いらしい女の子じゃないか。二人は姉妹だったね」
 通された部屋に居たのは、優しそうな笑顔を浮かべた若い男である。柚梨子はほっとしていた。何しろこの紫という長身の男は顔から雰囲気から声から何から何まで怖すぎる。
「伯方からトレーニングを受けていたんだって?二人ともそんな勇ましい娘には見えないな」
「こう見えてもかなりのやり手のようですよ。椎多さんなら簡単に取り押さえられてしまうんじゃないですか」
 椎多と呼ばれた若い男は小さくふん、というと紫を無視して柚梨子の方へ足を進め、無遠慮なほどにじろじろとその姿を見ている。無意識にみずきを自分の背後へ下がらせた。

 

「で、このお嬢ちゃんは──殺したことはあるのかな」

 

 聞きなれない言葉が突然耳に飛び込んできた。
「殺し──」
「あれ?伯方から人殺しの方法を習っていたんだろう?そう聞いてるけど」
「あ、あたしたち、そんな──」
 椎多はへえ、という顔で一歩下がると、再び柚梨子とみずきの全身を代わる代わる眺めて紫の方へ視線を移した。
「だったら今度何かの時にやらせろ。いざという時役に立たなきゃ困る」
「はい」

──何ですって?
──あたしに、あたしたちに、人殺しをしろと言うの?

 けれど、反論することは出来なかった。
 椎多という男はにこやかに微笑んでいて優しそうなのに、何かいかなる反論をも許さないような空気を纏っている。いかにも怖そうな紫よりも余程この男は恐ろしいのではないかという気がしたのだ。
「紫、この娘たちをおまえに預ける。一人前にしろ」
 一人前とは、つまり、一人前に人殺しが出来るようになれということだ。頭がくらくらする。紫が一言はい、と低く返事をして頭を下げているのをぼんやり見た。部屋を出ようとしたところで柚梨子は我に返り、慌てて振り返った。

「待って下さい。あたしはいいんです、おっしゃることに従います。でも、みずきにはそんなことは出来ません。お願いですから、みずきは普通の警備か、メイドか──とにかく人を殺すなんてこと妹には無理です!」

 やっと反論できた。

 あたしはみずきを守らなくちゃ──
 みずきだけは、絶対汚しちゃいけないんだから──

 背後からみずきが何か言っているのが聞こえた気がするが必死のあまり何を言っていたのかは判らない。
 椎多は意外そうに、不思議なものを見るように柚梨子を見つめるとにっこり微笑んだ。
「妹想いなんだな。わかった、考えておくよ」
「お願いです、あたしは何でもします。だから──」
 まだ言い募ろうとするのを、紫に促されて引っ張られるように退出する。ドアを閉めようという瞬間にも、椎多の笑顔が妙に目についた。

 部屋を出ると急に震えが来た。
 テル先生の厚意で住み込みで高給の仕事が出来ると思って来たのに、どこでどう間違ってしまったのだろう。どんなに生活が苦しくても犯罪に手を染めることだけは絶対しないと思ってきたのに。これは悪い夢に違いない。
「気の毒だが、もう後戻りは出来んぞ。そのへんの就職先なら退職すれば済むことだが、そう簡単に辞めさせるわけにはいかない。もし逃げたら口封じに消されると思っておけ。どこへ逃げても逃げ切れはしないぞ。おまえだけじゃない、おまえたちを連れてきた伯方にも責任を取ってもらうことになる。よほど信頼を得れば辞めることも出来るだろうがな」


 消される──
 つまり、ここを逃げ出したらあたしもみずきも、テル先生も殺されてしまうということなのか──


「おねえちゃん、あたし」
 みずきが袖を引っ張る。
「みずきは黙ってて。あんたは何も心配しなくていいのよ。お姉ちゃんが絶対守ってあげるから」
「──」

 怖くなんかない。
 逃げたりしない。

 自分に言い聞かせる。
 あたしはみずきを守るためにここまで頑張ってこれたんだもの。
 これからだって何だってする。
 負けるものか。

 

 小刻みに震える柚梨子に、紫が怖いのかと尋ねると柚梨子はただ首を横に振った。

Note

ゆりことみずき登場。彼女らももちろんお名前モデルありです。ゆりこちゃんは実はスピンオフ群の方の「渋谷英二」の名前親でもあり、「ヒュー・リグレットバレイ」の元ネタの持ち主でもあります。麗しいゆりこちゃん元気かなぁ。

TUSの時はすでに姉妹殺し屋として登場した二人なんですが、みずきは何故か「ヒゲ隊長」とかいう謎のキャラでした。ヒゲ(イメージはひょろんと長くて先っぽがカールしてる口ひげ)の謎の殺し屋なんだけどその正体はメイドのみずきちゃんでした!!っていうチャットでは最高潮に爆笑アンド爆笑のネタだったんですよね。TUSの中ではそれでもなるべくシリアスに書いていたんですがさすがにこっちに持ってきたら「ヒゲ隊長」は世界観を著しく破壊するので残念ながらボツにしました。

「初恋」~「ごっこ遊び」あたりの時期のことを嵯院側(というか紫視点)では「紫-2-」に書いてます。

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